本記事にはアフィリエイト広告を含みます。
保護猫の里親になるまでの流れ|1歳10ヶ月の猫を迎えた場合に続いて、今回はもう1匹の保護猫、ぎんじについて書きます。猫は2匹で飼いたいと、なんとなく思っていたことがきっかけでした。明確な理由があったわけではなく、猫同士が一緒にいる暮らしに、漠然とした憧れがあった、という程度のものです。
迎えた経緯
ぎんじとは、こはくと同じ保護団体の譲渡会で出会いました。季節的に子猫のシーズンで、こはくのときとはまったく違い、会場は大変混み合っていました。中でも、かわいらしい顔立ちの1匹の子猫に希望者が集中し、トライアルの申し込みの列に2時間近く並ぶことになりました。列に並んでいる間も、次々と人が増えていき、子猫の譲渡会がこれほど人気なのかと、当時は少し驚きました。自分たちもその子を第一希望にしていました。
この譲渡会は、第三希望まで記入する形式で、保護団体側が審査してトライアル先を決めるというものでした。結果として、第一希望の子は別の家庭に決まり、第三希望に書いていた子であればトライアル可能とのことで、お願いすることにしました。これが、のちのぎんじです。
ぎんじの経歴について
ぎんじは保護された当初、全身の状態があまり良くなかったそうです。体つきは骨ばっていて、毛艶もあまり良くなく、洋猫の血が入っているのか、顔立ちも子猫にしてはややごつい印象でした。人気が集まりやすい顔立ちの子猫たちに比べると見劣りする部分があり、そのため希望者が少なく、申し込みが自分たちだけだったのかもしれません。譲渡会の会場では、同じ月齢の子猫たちが並んでいましたが、丸顔でふわふわした毛並みの子たちに比べると、ぎんじは痩せていて、やや面長な印象でした。当時はまだ、成長すればどんな見た目になるのか、想像がつきませんでした。
初対面・トライアル期間の様子
先住犬のマロンは、こはくのときと同様、子猫にもほとんど無関心でした。一方のぎんじは興味津々で、散歩に出ようとしているマロンの後ろから、そっと触ろうとする様子を見せました。この好奇心旺盛な様子に、すっかり心を掴まれました。
本来、先住猫がいる場合は、別の部屋でケージに入れたまま1週間以上かけて、少しずつ慣らしていくのが望ましいとされています。においや気配に少しずつ慣れさせてから対面させることで、急な接触によるストレスを避ける狙いがあるそうです。ただ、こはくは保護団体のもとでの集団飼育期間が長く、他の猫に対して比較的早く慣れるのではないかと保護団体の方と相談し、同じ部屋に子猫用のケージを置いて様子を見ることにしました。
初めて対面したとき、こはくは目を輝かせて子猫のケージに近づき、覗き込みました。しかし、ケージの中のぎんじは警戒し、一度だけ「シャーッ」と鳴いてしまいました。こはくはショックを受けたような顔をしたあと、同じように「シャーッ」とやり返しました。これ以降、こはくはぎんじに対して「シャーッ」と言うようになってしまいましたが、ぎんじの方はそれ以降「シャーッ」と言うことはなく、むしろ仲良くしたいような様子を見せていました。
1週間のうちに、こはくが「シャーッ」と言う回数は少しずつ減っていき、やがてすんなりと受け入れた様子を見せるようになりました。最初のうちは、ぎんじが近づくと、こはくがその場を離れてしまうことが多かったのですが、数日もすると、ぎんじが近づいてきても、こはくがそれを許容するようになっていきました。ケージから出すと、一緒に追いかけっこをしたり、並んで寝たりする姿も見られるようになりました。
保護団体で対応済みだったこと、譲渡後に対応したこと
保護団体のもとで、生後1回目の混合ワクチン、フロントライン(ノミ・マダニ予防薬)、健康チェックと治療、ウイルス検査(陰性でした)が済んでいました。
譲渡費用は、こはくのときとは異なり、これらの医療費として1万円強と、任意の寄付という形でした。こはくの場合は、保護期間が長く、猫風邪の治療費もかかっていたため、諸費用として2万5千円強かかっており、この点は同じ保護団体でも状況によって差があるようです。
正式譲渡後は、自宅で生後2回目以降の混合ワクチンと、去勢手術に対応しました。ワクチンや去勢手術の時期は、かかりつけの動物病院の基準に沿って実施しました。
トライアル期間中に購入したもの
トライアル期間中、ケージは通常、保護団体から貸し出されます。ただ、当時は子猫シーズンでトライアルが混み合っていたため、割り当てられたのは1段のかなり小さなケージでした。成猫用のケージに比べるとひとまわり以上小さく、ぎんじが中で伸びをすると、天井に頭が触れそうなほどでした。猫は上下方向にも体を動かせる、高さのあるケージのほうがストレスを感じにくいといわれています。手狭で気の毒に感じ、トライアル期間中ではありましたが、以下のケージを購入しました。
ケージに取り付けて使うベッドも、あわせて用意しました。
ケージの中で上り下りできるよう、ステップも用意しました。
フードについては、トライアル期間中は保護団体からの貸与品を使っていました。ドライフードとウェットフードのパウチを併用していて、同じものを成猫になるまで自宅でもそのまま使い続けました。
トライアル期間を振り返って
同じ保護団体からでも、成猫を迎えたこはくのときと、子猫を迎えたぎんじのときとでは、迎えるまでの経緯、かかった費用、先住動物との関係の築き方が、それぞれ異なっていました。
振り返ってみると、第一希望の子が決まっていたら、ぎんじとは出会っていなかったことになります。見た目の人気とは関係なく、うちにとってはぎんじが一番の当たりだったと、今では思っています。
正式譲渡を決めた理由としては、好奇心旺盛で無邪気なぎんじの性格が大きかったように思います。こはくとの間には最初のすれ違いもありましたが、それでも1週間ほどで少しずつ距離を縮め、比較的早くなじんでいきました。家族に対してもすぐに懐いてくれる様子を見ているうちに、自然と情が湧いていき、正式譲渡を決めるまでに、そう時間はかかりませんでした。